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給与を取りに行く

辞めるまで働いた分の給与を取りに前の職場に行った。

正直、行くのはかなり気まずい。

これからも頑張って働きたいという意欲を示した時のまさかの解雇通告だったからである。

恐らく、周りもそのことを知っていただろう。

だからこその気まずさというものがある。

まるで、敗戦した兵隊がわざわざ敵地に赴いて辱めを受けるかのごとくである。

こんな形で訪れることになるとは、一ヶ月前まではつゆとも思わなかった。

思うところはたくさんあるが、そんなこと思ってもどうにもならない。

この回転寿司屋はクソだった。

それに尽きる。

そして、もう忘れたい。

ホールスタッフで働かしてくれていたら、こういうことにはならなかったんだろうなと思ったりもする。

が、どうでもいい。

次に働くところが決まっているから。

時間がそのことを忘れさせてくれるだろう。

中島みゆきの「時代」のように。

で、給料を取り行ったのはいいものの、いざ手に取ってみるとどう考えても金額が足りない。

あの他の店舗に派遣させられた週の給与が含まれていなかったのだ。

時間にして、30時間ほど。

かなり大きい。

早速、元スーパーバイザーに訴える。

すると、銀行口座に振り込まれていないか確認して欲しいとのことである。

ここにきて、銀行口座…。

確認してみても、振込は確認できなかった。

というか、今まで現金手渡しだったのに、辞める際だけ口座振込って妙な話である。

だったら、まとめて現金でくれや、と思った。

結局、寿司屋で雇っている会計士に確認をしてみるとのことでこの話は一旦保留となった。

会計士っていたんや。

思い返せば、前のシドニーのレストランでも会計士らしき人が給与計算をしているのを見かけたことがあるが、あれは単に給与計算だけをしていたのだろうか。

僕は、その姿を見る度に税金をちょろまかしているんじゃないだろうかと思っていたのだが、真相はどうなのだろうか。

いずれにしても、僕の30時間分相当の賃金は渡して頂きたい。

絶対にだ‼︎

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