オーストラリアに来てからも、カナダにいた時も、バスには随分とお世話になった。
というか、公共交通機関であるバスなしでは生活が成り立たないと言っても過言ではない。
紛うことなきインフラである。
ただ、そのインフラでもお国によって事情が随分と違うようでありまして。
カナダのトロントはかなり便利。
まず、24時間動いているという絶対的な便利さ。
24時間動いているのとそうでないのとで、街の暮らしやすさが随分違ってくるなぁとオーストラリアに来てから気づいた。
24時間動いている公共交通機関の偉大さである。
それをしみじみと感じてしまう。
あと、Rocket Manっていうアプリを使えば、リアルタイムでGPSを駆使して、バスがいつ来るかというのがわかるからすごく便利。
そして、後述するが、バスのアナウンスと車内の電光掲示板の存在が言わずもがな便利。
ちなみに、停車駅も道の名前が由来になっているので、降りる場所で悩むこともあまりない。
値段も月パスで公共交通機関乗り放題っていうのがあって、それが月々140ドルくらいで少々高めなのだが、バスが24時間動いていることを考慮すると便利に思える。
結論、便利過ぎる。
一方のオーストラリアはというと、シドニーとアデレードで金額は違うのだが、システムは一緒なので、そのあたりを述べていく。
値段はシドニーの方が断然高く、しかも、システムがケチ臭い。
平たく言うと、忙しい時間帯は値段が高くて、暇な時間は安い。
もちろん、月パスというのは存在しない。
それに対し、アデレードはトロントと同じく、28日パスと言って、月パスに近いものは存在している。
値段は99ドルと良心的な値段である。
ただ、そもそものバスのシステム自体が非常に不便。
まず、バスのアナウンスと電光掲示板がないので、乗り過ごしてしまうことがよくある。
電光掲示板は金がかかるとしても、せめて、バスのアナウンスはしろと思ってしまう。
あと、アプリはあることはあるのだが、かなり使いにくい。
周りの人はいちいちウェブで時間を調べているらしいが、僕はグーグルマップで調べている。
アプリはないに等しい。
そして、運転が荒いせいで、車酔いがしやすい。
とにかく、急ブレーキ、急発進が多く、よく揺れる。
そのため、バスに乗りながら、スマホをいじることができない。
車酔いしてしまう。
あと、運ちゃんがいい加減。
降車ボタンを押しても、そのまま乗り過ごしてしまうことがたまにある。
「どこにいくねーん。」
って、その都度叫びたくなる。
一応、マナーとして、降りる際に感謝の意を込めて、手を上げるか、「Thank you」の一言を添えるのだが、そんな運ちゃんに対して、言わなくてはいけないのかと疑問に思う。
結論、不便だし、乗り心地は最悪である。
別にトロントを贔屓しているとかではなく、客観的に見ても、ここでの話は正しいと思う。
ワーホリや住むことを検討している方はご参考にしてみてはどうでしょうか。