先日、僕はこんな記事を書きました。
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【2020年10月】最大1.5倍⁉ 最低賃金で比較するイギリス・カナダ・オーストラリア【ワーキングホリデー】
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最低賃金が各国で違うのはわかりました、と。
どうせ、最低賃金が高い国は生活費とか食費とかも高いんでしょ…。
こういう話になるかと思います。
そこで、今回は生活費において、一番のウエイトを占める家賃で比較してみようかと思います。
※比較は同じ条件で一人部屋のオウンルームとさせて頂きます。なお、光熱費、Wi-Fi代等も混みです。
この記事でわかること
・各国の平均的な家賃
・各国の収入に占める家賃のウエイト
・イギリスでの貯金生活はあきらめた方がいい
家賃比較
イギリス
500~600ポンド (日本円 約7万円~8万円)
日本のアパートの家賃と比べると、少しお高めに感じはしますが、Wi-Fi、光熱費も含まれてこの値段だと、そこまで高くないようにも感じます。
イギリスは冬は寒くなるので、家に暖房設備が備わっているところが多いです。
カナダ(トロント)
500~600ドル (日本円 約4~5万円)
ただし、これは郊外の話で、都心部で探すとなると100ドルくらい違ってきます。
トロントは冬は-10℃以下の日が当たり前なので、家に暖房設備(ガスヒーターが望ましい)が備わっているかどうかは確認が必要となります。
恐らくは、どの物件にも大体は備わっているかと思います。
あと、家探しに関していえば、絶対に地下鉄の駅の近くがいいです。
なぜかというと、極寒の中、外でバスを待つ必要がないからです。
オーストラリア(シドニー)
800~1000ドル (日本円 約6~7.5万円)
日本の名古屋に住むのと同じくらいのお値段かと思います。
シドニーだと、コンドミニアムの一室を貸し出しているところも多いです。
コンドミニアムのジムとかプールが使い放題というところも中にはあるかもしれません。
ただし、都心部にはオウンルームの物件がほとんどないので注意が必要です。
都心部になると、ルームシェアの物件がほとんどです。
家賃が月収に占める割合
ベストな割合
一般的には、貯金や生活に余裕を持たせるくらいであれば、月収(手取り)の3割くらいがベストと言われています。
各国の比較
ここでは、最低賃金の時給で1週間に40時間働いたと仮定して、考察していきます。
手取りベースで考えていますので、時給に関しては社会保険料や税金が引かれた後の金額となっております。
また、チップ代も加算しております。
イギリス(年収15,000ポンドと仮定)
月収 6.12ポンド/時×40時間×4週間=979.2ポンド(日本円 約14万円)
家賃が占める割合 600ポンド÷979.2ポンド=約61%
カナダ(トロント)
※飲食店で働いた場合
月収 (11.05ドル/時×40時間×4週間)+500ドル(チップ代)
=2,268ドル(日本円 約18万円)
家賃が占める割合 600ドル÷2,268ドル=約26.5%
※飲食店以外で働いた場合
家賃が占める割合 600ドル÷1,878ドル=約32%
オーストラリア(シドニー)
※パートタイムで働いた場合(土日の割り増し賃金除く)
月収 14.8ドル/時×40時間×4週間=2,368ドル(日本円 約18万円)
家賃が占める割合 1,000ドル÷2,368ドル=約42%
※違法賃金で働いた場合
月収 12ドル/時×40時間×4週間=1,920ドル(日本円 約14万5千円)
家賃が占める割合 1,000ドル÷1920ドル=約52%
考察
カナダ以外の国々だと、家賃の占める割合が軒並み40%を超えているため、貯金が難しいということがわかるかと思います。
特にイギリスに関しては、約61%となっておりますので、貯金はおろか、普段の生活ですらジリ貧になるのが想像できます。
オーストラリアでは貯金ができるという話を聞いたことがあるかと思いますが、それは、土日の割り増し賃金とファームジョブがあるからです。
ただし、店側もそれを理解して、土日はなるべく人を入れないように考えているので、土日は仕事ができるローカルの人間がシフトに入るケースが多いです。
また、1つのバイト先で週に40時間もシフトを入れてもらえるのは、まれです。
なので、バイトを掛け持ちをする人が多いです。

いかがでしょうか?
ここに書かれた給料や家賃はあくまで目安となっております。
働く時間が40時間よりも少なくなれば、当然、月収も低くなります。
家賃も場所を選ばなければ、経費を削れるポイントになります。
この記事が英語圏でのワーホリを検討している人の参考になれば、うれしいです。