みなさん、スマートフォンを使っているでしょうか?
いや、まさかこのご時世にスマートフォンを使っていないという人はいないでしょう。
海外に住み始めてからも、もちろん使い続けたいという人が多いはずです。
日本にいる家族や友達と連絡を取ったりはもちろんのこと。
新しい友達と繋がるのにも必要。
また、現地での便利な交通系アプリを利用したりと、スマートフォンが使えないと生活が成り立たないレベルです。
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そこで、今回は海外で生活していく上では絶対に必要であろうスマートフォンの通信代を考察していきます。
この記事でわかること
・イギリス、カナダ、オーストラリアの通信代の目安
・月給(手取り)に占める通信代の割合
・海外で日本のスマホを利用する際の注意点と節約術
注意
ここでは、SIMカードの契約のみで比較しております。
日本で使っているスマホとの2台持ちは面倒です。
なので、海外に行く前に日本で使っているスマホのSIMロックを外しておくことを強く推奨します。
もくじ
各国の通信費の比較
イギリス
EE
2012年に設立されたイギリスの大手通信会社であるBTグループの子会社です。
5Gに関しては、2019年5月よりサービスを開始しています。
2年プラン 200GB/月(5G) 23ポンド
1年プラン 20GB/月(5G)22ポンド
1ヶ月プラン 3GB/月 24ポンド
O2
Telefónica というアメリカやヨーロッパで展開している通信会社の商用通信部門として発足した会社です。
イギリスに支店が450店舗あり、通信料金は他社とさほど大きな変化はありません。
1年半プラン 25GB/月 15ポンド
1年プラン 10GB/月 17ポンド
1ヶ月プラン 3GB/月 21ポンド
※いずれも、5G未対応プラン
カナダ
PhoneBox
2011年に設立され、バンクーバー、トロント、カルガリー、モントリオールに事業を展開している会社です。
長期旅行者やワーホリ滞在者向けに、いつでも違約金なしで解約できるプランを提供しているのが魅力的です。
また、いくつかの支店では日本語対応もしています。
1ヶ月プラン 1GB/月 30ドル
1ヶ月プラン 3GB/月 35ドル
1ヶ月プラン 10GB/月 55ドル
※いずれも、5G未対応プラン

fido
カナダ3大キャリアの一つであるRogersの子会社です。
カナダ全域で格安料金で利用できるのが魅力的です。
また、通信量の超過の連絡や平日の夕方と週末であれば、無制限に利用できたりと独特のサービスも魅力的です。
1ヶ月プラン 2GB/月 45ドル
1ヶ月プラン 4GB/月 50ドル
1ヶ月プラン 8GB/月 60ドル
※いずれも、5G未対応プラン
オーストラリア
ニッテルコミュニケーションズ
代表取締役が日本人の日系の電話会社です。
そのため、窓口にて日本語対応してもらえるのが魅力です。
また、支店もメルボルンやシドニー、パースといったオーストラリアの主要都市に展開しております。
日本でもSIMカードの受け取りが可能で、キャンセルもいつでも可能です。
1ヶ月プラン 20GB/月 32ドル
1ヶ月プラン 25GB/月 42ドル
1ヶ月プラン 35GB/月 52ドル
※5G対応かどうかは不明
※FBに「いいね」をした際の割引価格を採用しています。
Telstra
1901年設立のオーストラリア最大手の通信会社です。
5G対応プランがあり、いつでもキャンセルできるのが魅力です。
1ヶ月プラン 40GB/月 55ドル
1ヶ月プラン 80GB/月(5G) 65ドル
1ヶ月プラン 120GB/月(5G) 85ドル
考察と注意点
月給(手取り)との割合
ここでは、1ヶ月あたり10GBのプランで比較していきます。
ただし、オーストラリアは20GBのプランとなります。
以下の記事より手取りの月給を計算しています。
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【2020年10月】イギリス・カナダ・オーストラリアの給料(手取り)解説【ワーキングホリデー】
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イギリス
17ポンド(O2 10GB 1年プラン)÷979.2ポンド
=約2%
カナダ
55ドル(Phone Box 10GB 1ヵ月プラン)÷2268ドル
=約2.5%
オーストラリア
32ドル(ニッテル 20GB 1ヵ月プラン)÷2368ドル
=約1%
日本(参考)
2980円(UQモバイル 10GBプラン)÷16万円(手取り月給)
=約2%
カナダが割高になる一方で、オーストラリアの安さが目立つ結果となりました。
また、日本とイギリスは同じくらいという結果になりました。
特にオーストラリアについては、1ヵ月で20GBも使えて、通信料が他の国と比べて遥かに安いとなると、通信面では困ることがなさそうです。

SIMロック
冒頭で述べた通りキャリア経由でスマホを購入した人はSIMロックが解除されているかどうか、出国前に必ずチェックしましょう。
SIMロックが解除されていないと、他国の通信キャリアのSIMカードを使うことができません。
僕の周りでもSIMロック解除を忘れて、スマホの2台持ちをしている人が結構多かったです。
案外、気づかないポイントだと思います。
Wi-Fiスポットの有効活用
オーストラリアは問題ないですが、カナダだと通信料が高めなのでなるべく節約したいところです。
そんな時に利用した方がいいのが、Wi-Fiスポットです。
例えば、カナダのトロントだと地下鉄のほぼ全駅でWi-Fiが繋がります。
電車の待ち時間にWi-Fiでネットを繋げば、通信量の節約になります。
他にもスターバックスとかのカフェでもフリーWi-Fiが使えるところがあります。
Wi-Fiスポットを賢く使い、通信量を節約していきましょう。
いかがでしょうか?
SIMロックについては、周りで解除し忘れていた人が多かったので、口酸っぱく言いました。
通信プランについては、それぞれの国のキャリアで色々なプランが提供されているので、自分のライフスタイルに合ったプランを選んで、賢く利用したいところです。
あと、イギリスにしろ、オーストラリアにしろ2020年10月の時点で5Gプランの提供が始まっています。
これからワーホリに行こうという方は、5G対応スマホを買った方が通信量の節約と快適な生活につながりそうです。
この記事がワーホリを検討している方々の参考になれば、うれしいです。