前回の記事で、ワーホリにおけるホワイトなバイトの例を紹介しました。
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【体験談】僕がカナダで経験したホワイトバイト【ワーキングホリデー】
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自分で言うのもあれですが、カナダでの待遇や体験は色々うまく行き過ぎた感がありました。
そして、そんな楽しい日々がいつまでも続くわけがなく、オーストラリアでのワーホリ
生活が始まると同時に苦難苦闘の日々の連続でした。
コインの表と裏をひっくり返したようなワーホリ生活、天国と地獄のようなワーホリ生活…。
こういった言葉が似あうようなワーキングホリデー生活でした。
そこで、今回はワーキングホリデーの負の部分として、オーストラリアで経験したブラックバイトの体験談を紹介します。
ちなみに、どれくらいオーストラリアでの生活が辛かったかどうかはこちらの記事を参考にしてみてください。
続きを見る【ワーホリ 失敗談】ワーホリでうつ病になりかけた話
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【ワーホリ 失敗談】あつなりが経験したワーキングホリデーバイトにおける理不尽6選
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もくじ
オーストラリアのブラックバイトの数々
日本食レストラン(中国人オーナー)
僕は自身の英語力のブラッシュアップのために、オーストラリアでもバイト先のオーナーは外国人であることを条件に探してました。
トロントでのラーメン屋の時に、店長とコミュニケーションを取る機会がよくあって、その時に英語力が上達したという経験からでした。
しかし、このジャパレス(日本食レストランは通称こう呼ばれる)はオープニングスタッフを募集していたにも関わらず、店が全然流行らなかったんですよね。
客の入りもかなりまばらで、はたから見ても繁盛している感じがしませんでした。
となると、当然シフトに入れてもらえなくなります。
バイトの面接の時には、週40時間くらいシフトを入れるようにお願いしたにも関わらず、見事に要望は裏切られました。
本当にあの時のことを思い出すと、ぬか喜びさせられたと思ってしまいますね。
あと、オーストラリアでお酒を提供するのに免許がいるんですけど、それもバイト君である僕には一切の説明がありませんでした。
バイトが始まる数日前に僕がそのことに気づき、相談をしたところ、免許を取って欲しいとやんわりお願いされたので、急遽取りました。
ちなみに、お酒を提供できる免許証の取得はタダではなく、お金がかかります。
そのお金ももちろん僕が全額負担しました。
ここまでしておきながら、1週間に40時間もシフトを入れられることはなく、1ヵ月も経たない内に自然解雇となりました。
免許証代は返して欲しいところです、本当に。
日本食レストラン(日本人オーナー)
シドニーで僕が下宿していた先のオーナーがジャパレス経営者でした。
下宿先の1階がレストランになっていたので、バイト先が目と鼻の先にあるところで働きましたが、2日で辞めました。
このレストランは夫婦で経営しているのですが、この夫婦の仲がとにかく悪かったです。
例えば、料理を間違えて別のお客さんに持っていただけで怒号が飛び交いました。
他にも注文が多すぎて、厨房が回らなくなっただけで、夫婦ケンカが始まったりしました。
この夫婦ケンカの頻度がしょっちゅうで、2階でくつろいでいる僕のところにまで聞こえてくるので、たまったもんじゃなかったです。
深夜3時に夫婦ケンカが起こって、怒鳴りあいで目が覚めたこともありました。
こんなしょっちゅう夫婦ケンカする上に、そのとばっちりをバイトである僕がくらうようなところで働きたくないと思い、辞めました。
このオーナーに関しては、他にも文句を言ってやりたいことがたくさんありますが、これは別の機会に書きます。
焼肉レストラン(日本人オーナー)
シドニーの市街にあるかなり流行っているレストランでした。
給料もめずらしく正規の料金で払ってくれるし、面接してくれた店員さんも感じが良さそうだったので、いいレストランだと思いました。
しかし、そんな期待もすぐに裏切られました。
まず、初日に制服代として店長(別の店員)のところに20ドル持って行きました。
しかし、その時に細かいお金がなく、50ドルで持っていたところ、「おつりがないように持ってくるのが普通やろ!」という感じでいきなり初対面で説教されました。
店長の部屋みたいなところが何か独特の重苦しい空気が漂っていたのは、今も覚えています。
仕事が始まっても、ちょっとしたお客さんへの連絡ミスとかあっただけで、お客さんの前で普通に説教とかされたりしました。
前のジャパレスにしろ、シドニーの飲食店の日本人オーナーは、お客さんの雰囲気とかは一切無視なのでしょうか。
食事を楽しんでいるところで、怒号や説教されている風景が飛び込んでくると、食事がまずくなると思うのですが…。
給料が良くても、メンタルが持たないと判断した僕は2週間でこの焼肉レストランを辞めました。
日本食レストラン(日本人オーナー)
この時には既にバイト先でのたらい回しやブラックな対応でかなり疲れてました。
この時は、わらにもすがる思いで1件目のレストランで働いていた店員さんに紹介されたので働いてみました。
まず、おかしかったのが給料のことです。
オーナーとは電話で面接をしたのですが、給料に関する話が一切出てきませんでした。
他のバイト先は違法賃金と言えども、給料に関する説明は面接時にされましたが、このジャパレスでは一切ありませんでした。
それでも、とにかくどこかで働きたかったので給料の条件は無視して働くことにしました。
時給がどれくらいかは給料日になるまでわかりませんでした。
もちろん最低賃金以下で、しかも他のバイト先に比べても遥かに低かったです。
あと、とにかくオーナーとか従業員がイヤミたらしかった。
僕の英語力を信用していないのは明らかで、何かお客さんがアブノーマルな行動をする度に、「本当にそういうことを言っていたのか?」と僕を疑ったものでした。
そんな従業員の下で働いていたわけですから、電話対応とか本当に嫌でした。
電話を取って予約を入れる度に、目線が怖かったです。
結局、予約に関してはミスは一回もなかったですが。
あと、給料の話をすると、このレストランは従業員への給料はスーパーケチっていた割には、常連客へのサービスはおかしかったです。
常連客が来る度に、毎回サービス品を無料で提供したり、子どもが誕生日だった日には無料でデザートを提供していたりしていました。
その分のお金を従業員に回せばいいのに…と働きながらずっと思ってました。
ブラックな飲食店に限って、お客さんへのサービスが過剰だったりするんですよね。
ホワイトなバイトを見つけるのは困難
たらい回しは当たり前
ここでは、ブラックなバイト体験だけ書きました。
ここで紹介したレストラン以外でも、僕は2件くらいバイトのたらい回しにあいました。
ブラックなバイトが多い上に、たらい回しまで多いとなると、オーストラリアで長く働き続けられそうなバイト先が見つかれば、最低賃金以下の給料であっても、続けるべきだと僕は思います。
昇給に賭けてみる
最低賃金以下のバイトがめちゃくちゃ多いオーストラリアですが、昇給制度を設けているところも多いです。
しかも、そのようなバイト先は労働法とかをガン無視しているので、バイト先の6ヵ月ルールとかも適用されず、長く働けます。
昇給額次第ですが、正規の賃金で働いても税金とかを差し引かれます。
手取りの金額で言えば、違法賃金で働かせるレストランとあまり変わらなかったりします。
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【ワーホリ比較】イギリス・カナダ・オーストラリアの給料(手取り)解説【2020年10月】
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なので、目先の賃金ばかりに目がくらまずに、面接時に昇給制度の話等をよく聞いた上で、バイト先を選んだ方がいいです。
正規の賃金で働けても、長く働くことができなかったら意味がありません。