
どうも、あつなりです。
ワーホリはすごく楽しいものです。
海外生活ができる上に、現地で働くこともできるし、学校に通うこともできる。
現地の人とほぼ同じ生活ができると言っても過言ではないすばらしい制度です。
だが、そんな夢のような生活の後に待ち受けているのは帰国後という名の現実です。
帰国した後に再就職ができるのかどうかすごく不安に感じる方も多いかと思います。
僕の場合は帰国後約1ヵ月という超短期で再就職が決まりました。
経歴については以下の通りです。
メモ
・5年間大手メーカー企業にて人事労務担当として5年間勤務
・フィリピン留学と台湾留学の経験アリ(それぞれ1ヵ月ずつ)
・ワーホリ前はTOEICを受けなかったが、恐らくスコアで言えば500点くらい
・カナダに1年、オーストラリアに1年ワーホリに行っている
・帰国前に受けたIELTSのスコアは5.0でTOEICで言えば600点相当だった
・再就職活動時の年齢は30歳だった
2年間も海外生活行っておいて、TOEIC600点相当はショックなスコアです。
しかし、そんなお世辞にも良くないTOEICのスコアでも帰国後1ヵ月でフィリピン駐在員に再就職を決めることができました。
今回は、そんな僕のワーホリを終えてからの再就職の経緯について説明していきます。
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もくじ
アラサー男性のワーホリ後の再就職
帰国から半年前
オーストラリアに居た時から、再就職活動の準備はしていました。
開始時期は帰国から半年前くらいです。
まず、最初にとりかかったのがプログラミングでした。
IT×英語という分野がこれからニーズが来ると判断したからです。
ちなみに、プログラミングは未経験だったので、Progateというオンラインのアプリを使って学習しました。
しかし、プログラミング学習は簡単ではないので挫折してしまいました。
Progateというアプリで教材を周回するだけでプログラミングにおける実践的なスキルが身に付くはずもありませんでした。
帰国から2ヵ月前
2ヵ月くらいプログラミング学習をして挫折した後、しばらく月日が経ちました。
それから、帰国から2ヵ月前になって本格的に就職活動を開始しました。
まずは、日本の転職サイトに登録をして、Webの履歴書とポートフォリオをきちんと公開しました。
再就職先として探したのがとにかく英語が活かせる仕事というのと、未経験でもエンジニアとして採用してくれるIT企業でした。
何社かエントリーした後、その内の2社がweb面接に対応してくれました。
1社はアメリカに会社がある日系のIT系の企業でした。
面接をしていて、ITに関する専門用語が多く飛び交ってきたことから、ITに関してそれなりの知識がある人が欲しいというのはわかりました。
面接していて全く手ごたえを感じなかったので、見事に落ちました。
もう1社は九州にある同じくIT企業です。
こちらは僕の経歴等を買ってくれて、印象としてはすごく好意的で面接にも手ごたえがありました。
しかし、就職したら九州に配属となり、外国に出張する機会がないという点で僕の希望と食い違っていたため、内定には至りませんでした。
帰国後
帰国後は希望を広げ、IT系かつ英語が使える仕事を探しつつも、気になる企業には片っ端からエントリーしました。
帰国して2日後くらいには日本の実家から近いスポーツサプリメントを扱っている会社に面接に行きました。
面接というよりは実技テストみたいな感じで基本的な文章の入力の速さやExcelの使い方等をテストされました。
Excelに関しては前職時代に扱ってはいたものの、2年もブランクがあるため多くのExcel関数を忘れていました。
結果、実技テストの時点で落とされました。
IT系企業の面接のため2度東京へ
IT系企業が実家の周辺になかったので、IT系企業の面接を受けるべく東京に行ったことがありました。
合計で4社くらい受けました。
IT系企業3社と海外営業を募集しているメーカー1社です。
1社目IT企業
1社目のIT系企業に関しては、年齢とスキルがネックみたいなことを言われました。
未経験で採用するとは言え、プログラミングで何か一つでもアプリを作ったことがあったり、webデザインをしたことがあるのかと聞かれました。
Progateを周回しているだけでは、論外だったのです。
年齢に関しては、若ければ教えたらすぐに吸収することが期待できるが、30も越えて0からプログラミングを始めるとなると厳しいみたいなことも言われました。
スキルと年齢以外は問題がなかったものの、結局落ちました。
2社目IT企業
ここのIT企業は海外にも事業を展開しており、英語も業務に使うという点が魅力でエントリーしました。
最初の方は、前述した会社と同じようにスキルと年齢がネックとなり、面接官は僕に関心がありませんでした。
ところが、カナダに関する事業の話になって、僕がカナダで働くことに対する熱意を伝えると目の色が変わりました。
途端に僕の話に関心を持って、メモをしだしたのです。
結果は選考を突破することができました。
名刺を渡され連絡してもらえれば、次の選考に進めると伝えられました。
その他
他にも2、3社受けましたが、手ごたえが似たようなものでした。
というのも、会社のニーズと僕の希望が合っていなかったからです。
総務系の仕事の求人を出していたIT系企業については、海外勤務ができないというところでニーズが食い違い落とされました。
海外営業ができるメーカー企業については、グループディスカッションや会社説明の時点で会社に興味が失せてしまったので、必然的に落とされました。
転職活動するにあたって、自分の希望はすごく重視されるというのを感じました。
海外の現地採用について
希望の国での勤務を目指すも…
就職活動するにあたって、海外勤務も視野に入れてました。
特にカナダに近いという理由でメキシコの人材紹介会社に登録したり、香港に住みたいという理由から香港勤務ができそうな求人にエントリーをしてみました。
しかし、メキシコにしろ香港にしろ、僕のスキルを活かせるような求人がほとんどありませんでした。
なぜなら、営業の経験が採用要件に含まれている会社が多かったからです。
僕は最初の経歴で書いた通り営業職の経験がありませんでした。
だから、要件を満たすような求人がものすごく少なかったのです。
念願の内定ゲット(フィリピン勤務営業職)
人材会社からフィリピンだと僕の経歴に見合った求人が多くあるので、フィリピンも視野に入れるように提案されました。
僕はフィリピンに語学留学で1ヵ月滞在したこともあっての提案だったと思います。
フィリピン勤務の求人としては、3社面接受けました。
1社目はフィリピンでの営業の仕事だったのですが、営業経験の無さと英語力を証明できるTOEICを受けていなかったことがネックとなり、落とされました。
2社目も同じくフィリピンでの営業の求人だったのですが、なんと現地で面接を受けさせて頂きました。
しかも、飛行機代やホテル代は会社持ちでした。
なので、タダでフィリピン旅行をさせていただいたみたいなものでした。
その企業からは内定をもらうことができました。
採用担当者が僕と同じくオーストラリアにワーホリに行ったことがあったので、そこにシンパシーを感じて実際に話してみても人物として問題なかったからだと思われます。
ただ、そこの企業でも僕の英語力に関しては疑いがあったので、実際にフィリピン人社員と会話するという形で英語力のテストをされました。
結果、英語力に関しても問題はなかったということで採用に至ったのではないかと思われます。
さらに一社からも内定をもらう(フィリピン勤務GM職)
3社目はフィリピン企業のGM(ジェネラルマネージャー)の求人でした。
面接は日本でwebで行いました。
この会社からも内定をもらい、入社します。
この会社は冒頭の僕の経歴を見て、面接する前から採用の意志が強かったおかげか、面接自体は細かいことは聞かれませんでした。
入社してから話を聞くと、フィリピンと台湾の留学経験が大きかったという話を聞きました。
あと、カナダとオーストラリアに1年ずつ住んでたこともあって、海外生活には慣れているというのも大きな理由だったそうです。
ちなみに、英語力に関しては問われませんでした。
語学力も大事ですが、それ以上に海外生活をしたことがあるという経験も重要と言えそうです。
これにて僕の再就職活動が終わりを告げました。
ワーホリ後の転職活動を成功させる上で大事なこと
再就職活動をしてみて、ワーホリ後の再就職に必要なことをまとめると以下の通りとなります。
まとめ
・自分のスキルに見合った求人を探す
・海外の現地採用を目指すのであれば、営業の経験はあった方がいい
・TOEICは受けておくべき
・海外生活の経験は意外に重視される
・熱意は経験を超越する
順に説明します。
自分のスキルに見合った求人を探す
僕はプログラミングを働きながら学びたいという思いから、IT企業のエンジニア採用にトライしてきました。
しかし、「未経験者歓迎」と求人票に書かれていたとしても、実際はプログラミングでサービスなりアプリを作ったことがあるかを問われました。
特にIT系の企業だとそうですが、「未経験者歓迎」だからと言って、何の知識もない状態でエントリーするのは論外です。
営業経験はあった方がいい
一度転職サイトに登録して海外の求人を見たらわかるかと思いますが、海外での駐在員としての採用となると営業の求人がすごく多いです。
それに対して、経理や人事、総務と言ったバックオフィス系の求人はかなり少ないです。
理由はバックオフィス系の仕事は現地の人間を採用した方が安上がりだし、効率がいいからです。
いくら日本人が熱心に勉強しても、現地の法律に関しては現地の人の方が詳しいということです。
一方、営業となると相手は日系企業も含まれてくるので、日本人を採用するメリットが出てきます。
転職しての海外勤務をキャリアプランに入れているのであれば、新卒の時点で営業の仕事を希望した方がいいです。
TOEICは受けた方よい
僕はたまたま英語力がほぼ不問という会社から内定をもらうことができました。
しかし、海外勤務アリの日系企業に転職するとなると必ずと言っていいほどTOEICのスコアは聞かれます。

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、IELTSは日本では全然知られていない英語のテストです。
面接の際にIELTSのスコアを言っても、担当者が知らないということが多かったです。
ちなみに、TOEICはカナダとオーストラリアでも受験は可能です。
しかし、結果が出るのが3ヵ月後くらいなのでかなり遅いです。
結果が出るのが早かったという理由で僕はIELTSを受けましたが、見事に裏目となってしまいました。
海外生活の経験は重視される
僕が内定をもらった会社は語学力よりも海外での生活経験を重視されました。
勤務地がフィリピンだったので、現地での生活が合わない人を採用するリスクを避けるためです。
その点、僕は語学留学でフィリピンに滞在したことがあったので、フィリピンの生活には慣れていると思われたのでしょう。
ワーホリに行く前に、フィリピンなどの国々への語学留学はしておいた方がいいです。
フィリピンのような先進国ではない国の滞在経験は重宝されます。
フィリピンの食事情を参考までに↓↓↓
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熱意は経験やスキルに勝る
熱意は語学力やプログラミングのスキルと言ったものを超越します。
僕はカナダが大好きな人間です。
いずれは、カナダでのデュアルライフを実現することを夢見ています。
カナダに対する情熱や熱意を面接で伝えれば、プログラミングの経験が必須なIT企業とは言え、選考を突破することができました。
海外勤務を希望する際は、その国でどうしても働きたいという熱意をそのまま伝えれば、相手に好印象を与えることができます。
いかがでしょうか?
この記事を読んで、ワーホリ後の再就職に対する不安が少しでも取り除かれれば、うれしいです。
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